>> INDEX

ゲームの基本設定

基本設定ってなんだろう

さて、さっそくゲームづくりを始めたいところですが、その前に決めなきゃいけないことがいくつかあります。
たとえばゲームの名前です。
魅力的なゲームタイトルはそれだけで「やってみたい」と思わせるものですし、そのゲームにあった名前を熟考してつけてあげたいものです。
かと言ってそこでつまづいて中身がぜんぜん作りはじめられないというのも困るので、当面の開発コードとしてなにか名前を考えてあげましょう。
ほかにも、ゲーム画面の大きさだとかキャラの基本的な移動速度だとか、ゲーム全体の挙動に関する設定をするのが「ゲーム基本設定」です。開発者用のコンフィグ画面みたいなものです。


メニューバーの「ゲーム設定」にあります。


こんな画面がでてきました。
とりあえず初心者にとって重要なのは、赤で囲った項目だと思います。
どんな項目か、見ればなんとなくわかるでしょうか。
今回は基本設定はこちらで済ませてあるので、特にいじらなくて大丈夫です。
ゲーム名を変えたい場合はそこを書き換えて、OKを押してください。

新しくゲームを作りはじめるときは、まず前ページでやった新規マップの作成、そしてこのゲーム基本設定をする流れになっています。
といっても設定は後からいくらでも変更できるので、そんな悩まなくてもいいんですけどね。

ただし「ゲーム画面サイズ」を変える場合は注意が必要です!
主にキャラクターやマップチップといったグラフィック素材をすべて差し替えなくてはいけませんし、タイル設定も変えなきゃいけないので、これを後から変えるのはとても面倒くさいです。

なお320x240というのはツクール2000系、640x480というのはツクールXPと同じ解像度です。
素材の集めやすさからいうと、320x240サイズの方が初心者向けですね。

>> 次のページへ

補足:それぞれの設定項目について

ここで基本設定の各項目について触れておきますが、本講座内の操作には全く関係ないことばかりなので流し読みか、読まなくても大丈夫です。

あとで気になったときにでも参照してもらえれば。

・ゲーム名
ゲームの名前です。プレイするときに、タイトルバーにこの名前が表示されます。
ウディタ付属のサンプルゲームは「ウルファールのサンプルゲーム」という名前ですが、同名で公開されている作品が散見されます。
サンプルゲームを改造してゲームをつくるというのは初心者にとって勉強にもなるし悪いことじゃないのですが、せっかく手間をかけて作った自分のゲームにはちゃんと名前をつけてあげたいですね。
メインと追記の2枠がありますが、メインにはゲームタイトルを、追記にはバージョン表記などを記入します。例えば「ダンジョンシーカー」「ver1.07」といった感じです。
なぜこうなっているかというと、メインの名前はプロジェクトの同一性を識別するのに使われていて、ここを変更するとそれまでのセーブデータが使えなくなってしまうからです。
なお追記部分は空っぽでもOKです。

・ゲーム画面サイズ
画面解像度のことです。
320x240と640x480に加え、ウディタv2.00から「800x600」という変則サイズも選択できるようになりました。
前述のとおり320x240と640x480はツクールと同じ規格でもありますし、画像素材も豊富です。
800x600は画面を大きく使えますが、40x40のマップチップ素材なんてそうないですし、一般的なRPGには利用しにくいのが現状ですね。ノベル形式のゲームなど、システムから自作する人向けの画面サイズです。

320x240を選択した場合、ピクチャの表示などがやや特殊なふるまいをします。初心者向けでないので詳細は省きますが、320x240の場合は描画方法に「くっきり&ガタガタ」を選んだほうが無難かと思います。

・ゲームの処理FPS
FPSとはFrame Per Secondの略で、1秒に何フレームの処理を行うかということです。
パソコンさんは人間よりもすごく早く手を動かせるので、1秒よりも短い時間で色んなことができます。
それで作業時間の最小単位が秒よりもっと小刻みになるのですが、その1単位がフレームです。
1秒を、30FPSなら約30分割、60FPSなら約60分割したものが1フレームになります。
ただ1フレームの間にたくさんの仕事をつめこむと60フレームが1秒におさまらなくなったり(処理オチ)するので、あくまで「約」です。
なおウディタでは1フレームに500000個以上の処理をさせようとするとエラーメッセージが出て怒られます。

で結局どっちがいいのということですが、まあどっちでも……。
アクションゲームなどヌルヌル動かしたいなら60FPSです。

・MIDIの再生方式
ゲーム上で音楽を鳴らす方法に「MIDI」というものがあります。
その再生をソフトウェアで行うかハードウェアで行うかという設定です。
MP3やOGGといったオーディオファイルは「録音された曲」であるのに対し、MIDIというのは楽譜のようなものです。
これを読み取って演奏するわけですが、誰が演奏するかによって音がかなり変わります。
その演奏者のことを「音源」といったりしますが、一般的にパソコンで作曲したりしない人はあんまりいい音源を持っていません。
ハードウェア再生にした場合プレイヤーのパソコンに入っている標準の音源で演奏されるため、いい音源をもっている人のPCではきれいな音がでますが、クソ音源だと音が出ないこともありえます。
ソフトウェア再生の場合はウディタ側で演奏するため、どのパソコンで動かしてもだいたい同じような聞こえ方になります。
このようにハードウェア音源での再生は環境によって質が左右されてしまう、言い換えるなら作者の想定した音がプレイヤー側で再現されないため、ソフトウェアが(強く推奨)となっています。
まあよくわからない場合はソフトウェアにしておいた方がいいです。

・キャラクター画像方向のタイプ
キャラチップ素材の規格を設定します。
上下左右の4方向か、それに斜め向きを加えた8方向か。
素材を自作する人なら8方向を作る手間は重々ご承知のことと思いますが、合成器で作るならどっちでも構わないんじゃないでしょうか。
なお8方向と4方向を混在させたい場合は8方向に設定し、4方向にしたいキャラは斜め向きにも上下左右いずれかの画像をコピペすることで実現できます。

・アニメパターン
これも素材規格ですが、とりあえず3パターンでいいと思います。
どうしてもヌルリと動かしたい人は5パターンのイバラ道をどうぞ。
自然に動かすのは結構ムズかしいです。

・キャラクター移動可能方向
以前は8方向一択だろJKでしたが、最近のバージョンでは4方向移動の操作性も向上しました。
ゲームデザインによってお好きな方をどうぞ。

・キャラクターの影
主人公やイベントのバックに影グラフィックを重ねて表示します。
使いたい影グラフィックをシステムDBに登録して使います。

・デフォルトのキャラクター移動幅
1マスか0.5マスかを選択できます。
半マス移動がデフォルトで実装されているのもウディタの大きな特色には違いない……のですが、初心者には「1マス」を強く推奨します。
マップを作っていくとわかるのですが、いやもうほんとめんどいんだって。

・初期主人公画像
操作キャラクターの画像を指定します。
が、実際にはほぼ空欄です。
なぜならタイトル画面にプレイヤーが表示されているケースなんてほとんどないからです。
ただテストプレイの時などは便利です。
この講座ではウルファール画像が初期設定されています。
こうしておくとゲームを起動した瞬間からマップにはウルファールさんがいて、プレイヤーが操作することができます。

・ピクチャ拡大縮小時の描画方法
まずは画像を見てくれ。こいつをどう思う?

これだけ見るとくっきりの方がドットが潰れなくていいように見えます。
ただこれもケースバイケースで、72%とか中途半端な拡縮をしたときなどは、なめらか表示の方がキレイだったりしますね。
解像度や使う画像、処理方法などによってどっちがいいかというのは変わってきます。
と言われてもどっち選んだらいいかよくわからない場合は、上で書いた通り「画面が320x240ならくっきり」にしておけば無難です。

・ウィンドウ非アクティブ時の挙動
マニアックな設定なので省略。
放置ゲーとか作りたいときに弄ればいいと思います。

・キャラクターの移動速度調整
見たまんまなので省略。
基本的にはデフォルトのままでいいと思います。

・使用フォント
ウディタでは最大で4種類のフォントを利用できます。
ただし指定されたフォントがパソコンにインストールされているか、Dataフォルダ直下にフォントファイルが置かれている必要があります。
そのため一般的なパソコンにインストールされていないであろうフォントを指定しても、プレイヤー側では表示されない可能性があります。(その場合はMSゴシックで表示されます)
指定フォントを同梱して配布すればその問題はありませんが、フォントは結構ライセンスが厳しいものが多いので注意が必要です。
単に「フリーフォント」だけでは何がフリーなのかわからないので、規約等しっかり確認して使うようにしましょう。

アンチエイリアスというのは、フォントの輪郭を背景になじませる処理のことです。
ビットマップフォントなどを使うならアンチエイリアスはかけないほうがいいでしょう。
またレトロチックなゲームを作りたいならアンチエイリアスなし&倍角のオプションが有効です。

冗長になってしまいましたが、とりあえず今は深く考えなくてもよさそう、ウディタではこんなことが自分で設定できるんだなくらいに思ってもらえればよろしいかと思います。

>> 次のページへ